お知らせ

研究･開発型の化粧品原料の商社という
強みをさらに発揮できる体制になります

わが社の商品･サービスと事業優位性

原料を使用した化粧品サンプルまで提供

通常なら､仕入れた原料に資料を添えたものを化粧品メーカーに売り込んでいくというのが商社のビジネスの進め方でしょう｡当社の場合は､その原料を使えばこうした化粧品ができますよ､と社内の研究開発で応用検討し､試作した化粧品サンプルを提出してご提案しています｡ですから商談相手も､化粧品メーカーの購買ではなく､研究開発のセクション｡これは創業時からのスタイルなんです｡化粧品メーカーさんからも｢こんな原料を作ってほしい｣と依頼されることも多く､色々教えていただきながら扱う原料の種類が増えてきたという経緯もありますね｡現在では､北海道～沖縄まで､化粧品を作っている大半の会社と取引させていただいています｡

今後の事業戦略

2008年10月､彩都に研究所がオープン

中国は上海と広州に現地法人を設立し､北京や米国の東海岸でも現地事務所を持ってビジネスを進めていますが､当社のスタイルは変わりません｡価格で勝負するのではなく､こういう手法で作られてはいかがですか?と現地の会社への技術提案を重視｡ですから時間はかかりますが､着実に取引先は増えています｡この10月には､バイオテクノロジーなどの新しい研究拠点となる大阪の彩都に研究所もオープン｡大学とタイアップして新技術の研究も実現しつつあります｡現在､化粧品原料の研究はミクロの世界ですが､ここではさらに微小なナノ単位での研究もできると思います｡研究･開発型商社という強みがさらに発揮できる体制になるでしょう｡

これからのビジネスパーソンに期待すること

もっと貪欲にチャレンジして欲しい

当社は､仕入先も販売先も一部上場の大手企業が多い｡開発研究の部署にも有名大学を卒業された方が多いんです｡営業部隊には｢そんな方々に負けないぞ｣という気概を持った社員が多くて､野武士の集団のような雰囲気があったんです｡仕事の場面でも､取引先に喜んでもらえるような新しい原料を貪欲なまでに探していました｡今は昔と比べると､全体的にちょっと大人しくなったように思えます｡冒険をしなくなった｡冒険して､失敗してもいいんですよ｡仕事は失敗することで覚えるのですから｡失敗はしたくない､という姿勢が一番よくないと私は思いますね｡どんどんチャレンジして欲しい｡チャレンジしないと､仕事に迫力も出てきませんからね｡

(リクナビNEXT 注目の経営者が語る｢今､人材に求められる能力｣ 掲載)
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/rnc/docs/cp_s00914.jsp?html_nm=keieisya/0845/0018713/0018713.html