2007年06月12日
週刊粧業に記事が掲載されました。
『国内外で事業の展開を強化 高感度の持てる企業を目指す』
岩瀬コスファ2007年3月期の実績は、売上高が目標を上回る前年比7~8%増で推移した。
同社では、国内の化粧品原料販売を主軸にしながら、海外事業、機能性食品素材の提供やOEM事業生産、安全性試験受託などの新規事業を強化している。
『国内外で事業の展開を強化 高感度の持てる企業を目指す』
海外事業については、アメリカ東海岸のニュージャージー州に、日本人と現地のスタッフ2名による営業を展開した。現在、海外事業全体では、アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国などで、15億円の売上げがある。井谷常務取締役は、「当面は、売上げよりも得意先件数を増やすことに専念する。特にメーク関係の無機粉体および機能性原料が高く評価されており、将来的には40億円規模にしていきたい」と話した。
韓国の安全性試験受託研究機関・バイオトクステック社の代理店として行っているビオックス事業は、試験項目460項目(前年比56%増)、得意先件数64社(同60%増)と急増している。海外に依頼するよりも迅速に行え、日本語に翻訳したレポートが付くなど余計なコストがかからないことも背景にある。
昨年10月には、機能性食品素材を扱うヘルスケア事業部を立ち上げ、今期から本格的に稼動している。
今年からは、フィッシュコラーゲンペプチド、ビタミンC誘導体、天然型グルコサミンなどを配合し、シワ、色ムラ、シミなどを改善する美容健康食品「ACGプレミックス」(仮称)を提案する。アイ・ティー・オー、焼津水産科学工業、大学病院皮膚科の医師らのグループにより開発された。
「今期については、化粧品原料を柱に海外、新規事業も強化していく。社員には初心を再徹底し、好感度の持てる企業として展開していきたい」 常務取締役 井谷 衛
(2007/6/11)