2008年06月10日
週間粧業に『自社研究によるプラスαの情報提供で・・・』が掲載されました
週間粧業(6/9)
自社研究によるプラスαの情報提供で枠を広げてクライアントのニーズに対応
岩瀬コスファの二〇〇八年三月期の実績は、売上高が前年比四・九%増の百六十八億二千万円となった。また原材料高騰に苦戦しながらも、安定した収益を確保している。
「今期は、既存クライアントへの迅速かつ丁寧な対応は当然のこと、新顧客への増強も図ることで、売上目標百八十億五千万円を見込む」(諏訪善親常務執行役員)
同社では、国内の化粧品原料販売を主軸に海外事業、機能性食品素材の提供やOEM事業、安全性試験受託などの新規事業を強化している。
海外事業全体については、アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国を中心に活動しており、前年比三〇%増で伸長している。中でも中国では前年比五〇%増となった。
消費者の多様化した購買行動に対応するように、さまざまな切り口の素材が提案されているが、同時に明確なデータの取れた素材が必須になってきている。同社では、韓国の安全性試験受託研究機関・バイオトクステック社の代理店として行っているビオックス事業部があり、試験項目、得意先件数ともに増加している。
「今後、従来の単なる原料の提案方法では難しくなってくる。そこで当社では、他社よりも早い段階からさまざまな原料の組み合わせによる安定性について自社研究できる『研究開発部』を設けている。枠を拡げて、クライアントの二-ズに対応できることが、他社との差別化になっている」(諏訪)